ヨーロッパをあちこち回っている時にカウチサーフィンで友達になったギリシャ人、ステリーが「ミコノス島なら泊めてあげられるよ」とメッセージをくれたので、ひとっ飛び行ってみることにしました。
ミコノス島は、トルコとの国境近く、エーゲ海中部に浮かぶ小さな島。
ギリシャ神話では、ゼウスとギガンテスの戦いの地になった島。ミコノスとは、アポロンの孫 (ゼウスのひ孫) の名前Mykonosから取られたものだという。
とりあえず、彼の友達が空港まで迎えに来てくれるとのことでしたので、事前情報はなにも得ないまま出発。
到着すると、お友達がお出迎え・・・・のはずが、仕事か何かで送れるとのこと。何もないミコノス空港で30分ほど待ちぼうけ。
しばらく待っていると、ヒゲもじゃの男性。今日から2晩泊めてくれるのはこの人、アマンさん。
インドから出稼ぎに来て、もう8年もこの島に住み、仕事をしているのだとか。
その日は時間も遅かったので、アマン、ステリーと一緒に簡単な夕食を頂きました。
日本からもってきたたこ焼き器でタコパでもと考えていたのですが、ミコノス島ではタコが獲れないのと、アマンがベジタリアンとのことで断念。
アマンのお家にはゲストルーム的なものはなく、リビングルームにベッドが2台ありました。
アマンはベッドルーム、私とお友達はリビングルームのベッドでそれぞれ休みました。
翌朝、家主は仕事があると早くから出かけて行ったので、冷蔵庫の中のもので朝食を作り、近所を散策。
サボテンもぐったりするほどの乾燥した土。
家の前から見える景色
アマンの家。到着したときは果てしなく暗かったのですが、明るいとこんなに素敵なロケーションでした。
歩いてすぐのビーチまでお散歩。
朝は静かですが、夏の夜にはパリピが集まるバーやクラブがオープンします。
ビーチのバーにはモエの空き瓶が文字通り山積み ・・・・・。どんだけ。
こっちはアイスアンぺリアル。これ何日分なんだろ・・・・。
ステリーいわく、「みんなこの島にクレイジーになりに来てるんだ」。
あとで知ったのですが、この島は富裕層むけの不動産が多く、多くの有名人が別荘を持っているのだそう。
またゲイタウンとしても知られており、ビーチの半分はゲイ専用としている場所もいくつかあるそうです。
確かにすれ違う人のほとんどはお金持ちそうな、そして一部はゲイ特有のオシャレな人たちです。
高台から見る海。これがエーゲ海の青です。
アマンが島の反対側までドライブに連れてってくれました。
あいにくの曇り空で、せっかくのエーゲブルーが灰色を帯びてしまいました。
アマンにスブラキまでごちそうになってしまいました。
スブラキとは、トルコのケバブとほとんど同じようなものですが、個人的にはヨーグルトソースが入っているイメージです。
メルボルンのギリシャ人街でもよく食べたなぁ・・・。安いのに激ウマなんだこれが。
やっぱりお天気はイマイチ
晴れてたらこの真っ白な家々がもっと映えるのに・・・でも立ち込める暗雲が何かが起こる前触れみたいでワクワクしてしまう。
ギリシャにいるからでしょうか、ついドラマチックな展開を期待したりして。
当然ですが、街は至って平和な雰囲気。
リゾート開発が進み過ぎないよう、伝統的な建築を残すエリアが決められているのだそう。
行けども真っ白な建物なので、どこがその地域かは分かりませんでした。
スタバも白い
ボーダフォンも白い。それにしても本当にきれいな壁!雨でシミとかつかないのかしら。
白くない建物もありました。それでも白との調和は素晴らしいです。
暗雲が無ければこの良さをもう少し伝えられたかもしれないと思うと残念です・・・。
打って変わって翌日はいいお天気。
カラッとして気持ちのいい暑さでした。真っ青な海にビタミンカラーの水着を着たカップル。
灼けた肌と相まって健康的な美しさ。
クルーザーが見えます。知らずに来てしまったけど、典型的な高級リゾートですね。
ミコノス島のビーチの多くは、利用料がかかります。
にも関わらず、夏休みも終わろうかというこの時期、人でごった返してました。人の多さだけ見ると大衆向け海水浴場並み。
こんなところにクボタのショベルカー。長旅お疲れ様です (お互いに) 。
小さな教会。深い空の青とまったく同じ色のドア。白い壁が映えてギリシャの国旗みたい。まさにグリークカラー!
ほんのり色づき始めた空。明日になったらミコノス島ともお別れです。
手のひらサイズの子猫。耳が大きな三角形で大人しくって可愛かった。
夕暮れを家路へと急ぐ (でもない) 乳牛たち。
夕凪の物悲しさ
月も出て、民家に明かりが灯り始めました。
あぁ・・・・
暮れてしまった。
今日は最後の夜なので、2人が街に連れていってくれました。街も、街を歩く人達も、おしゃれすぎるぜ ミコノス島。
ここでブランド物買わなくても、と縁のない私は思いますが、需要があるってことなんでしょうね。
やはりお金持ちリゾートアイランドです。
ブティックもわりと遅くまで開いているようです。
ケバブセット12ユーロくらい。ここら辺ではかなり安い方だと思われます。
忘れてた、カウチサーフィンでお友達になったステリーです。
アテネ出身ですが一家でミコノス島へお引越し。
レストランはどこも満席。私のようにTシャツ短パンみたいな人は少なく、レースのワンピとか、キレイ目の恰好をしている人がほとんどでした。
iPhoneでは夜景がうまく撮れませんが、素敵な教会です。
レストランもおしゃれおしゃれ。
ミコノス島のシンボル的風車。ライトアップいいですね。写真撮影している人の影が目玉おやじみたい。
間近に見ることができます。触ることもできます。
裏からも一枚。
名残惜しいですが、明日も早いので帰ります。
楽しかったミコノス島。
高級リゾートでこんなにお金を使わない旅行者も珍しいだろうな。
電車はありませんが、バスが街の中心部に頻繁に出ています。
レンタサイクルやオートバイのお店もあるので移動は何とかなりそうです。
レストランはお高めなので、お金に糸目をつけない旅行だと、より楽しめそうです。