アジアの大きなハブ空港、クアラルンプール国際空港。エアアジアグループの本社があるだけに、この空港発着の格安便がたくさん出ていますね。
福岡空港からの直行便も安いので、東南アジア各地に行く際は、乗り継ぎにちょくちょく利用しています。
今回は、長時間の待ち時間がありましたので、一度マレーシアに入国しました。
120時間以内の滞在ならこちらからどうぞ的な案内が目に留まったので、長い列に並ばず、ガラガラのイミグレカウンターがある方へ行きました。
あれ、普段押されるスタンプと同じだ。
しかも、90日間滞在できるって書いてあるし・・・。案内板写真撮っておけばよかった。
どっちにしてもマレーシアは入国が簡単な国のひとつ。
特になにも質問されることなく、指紋取ってる間にスタンプバシバシ押されておしまい。
そして入国。もうね、何度も来ているので勝手知ったる空港です。空港マップが頭に入っています。
到着ゲートを出るとカートの山。いくらなんでもこんなに予備いらんやろと思います。
これのせいで通路せまいです。
カートの山の両側はこんな感じです。お店があります。
反対側はカフェですね。
なぜわざわざここに注目するかというと、ここは以前は休憩スペースだったんです。
片方にはベンチが並んでいて、座ってフライト待ちをすることが出来ていました。
現在カフェになっている場所も、以前はカーペット敷きになっていて、乗継客がひしめき合って仮眠をとっていたんです。
横には充電ポイントもあってたのに・・・すべて撤去されています。
クアラルンプール空港は、訪れるたびに公共のベンチなどが無くなっていますね。仮眠はおろか、座る場所を探すのも一苦労です。
長時間の乗り継ぎがある人たちはどこに行くことになるんでしょうか。
昼間の数時間なら、無料シャトルバスでアウトレットモールに行って時間をつぶすこともできるんですが、中途半端な時間だったり、深夜の利用だとそれも無理。
ファストフード店しか開いていないので、そこで過ごすしかありません。
つくづく、プライオリティパスがあって良かった・・・。
無かったらクアラルンプール空港での乗継はけっこうキツイと思います。
ちなみに、ファストフード店で過ごすなら、バーガーキングはわりとおすすめです。
空いていることが多く、ソファ席もあり、日本で食べるより安いです。
話を戻して、カートの山を通りすぎ、まず入ったのはこちらのラウンジ。
Plaza Premium Lounge(クアラルンプール空港のラウンジはいずれもPlaza Premium Loungeです)。
こちらが4つある中でもっとも大きなラウンジです。到着出口からワンフロア上がった2M階にあります。
エスカレーターをはさんでバーガーキングの向かい側。
入り口の横にバーがあり、ラウンジと繋がっています。ただし、ラウンジ利用者が無料で頂けるのはビールのみ。それ以外のアルコールは有料です。
制限区域外にあるこちらのラウンジは、出発時はもちろん、到着時にも利用できます。
フライトを終えてすぐ市内に移動するのは疲れる、ちょっと一息ついてから観光したいという方にはいいですね。
到着時に利用する際は、マレーシアに入国したフライトの半券を提示しましょう。もし失くしていても、便名を伝えてパスポートのスタンプを見せるなどすれば問題ありません。
↓こちらはラウンジを下から見た感じ。ホームタウンハイナンコーヒーの真上です。
真ん中あたりにフライト情報のディスプレイが見えますね。窓際はソファ席が続いています。
到着時はお昼過ぎ。ガラガラでした。夜になるとけっこう混んできます夕方頃になると少し混んできました。
私がいるのはソファ席。仕切りの向こうにテーブル席とキッチンがあります。
こちらはスイーツやジュースのコーナー。
パンケーキもありました。どれも本格的とは言えないレベルでしたが、パンケーキにつけるカヤジャム(ココナッツミルクのペースト)が好きなので、少しだけ付けて食べました。
ラウンジ自体は平均的な広さですね。食事が充実しています。サラダやホットミールがあり、どれも美味しいです。
イスラム教の国なので、お肉はチキンのみ。ラタトゥイユや、カリフラワーとナスの炒め物など、野菜料理が充実していてよかったです。
個人的にカリフラワーのポタージュが気に入り、おかわりしてしまいました。
よく考えたら今朝は3時半起きで、昨日の夕食を最後にほとんど何も食べていませんでした。
カリフラワーのポタージュ、グリーンカレー、カリフラワーとナスの炒め物。
カリフラワーあんまり得意じゃなかったんですが美味かったです。
グリーンカレーや春巻きなど、どれも食べやすい味付けでした。
今回は注文していませんが、マレー料理のラクサや、ちょっとしたパスタ料理がオーダーできます。
深夜に小腹が空いてしまったのですが、シェフたちが仕込みで忙しそうだったので遠慮しておきました。
深夜になると朝メニューのようなおかゆもあったので、そちらを頂きました。
ソファスペースはゆったりできますが、食事をするにはイマイチです。
あと、下を歩く人からけっこう見られます。あまり気になりませんけどね。
向かい側にバーガーキングが見えます。
プライオリティパスを持ってなかったら、今回もバーガーキングで2食済ますつもりでした。
何度も言いますが、クアラルンプール空港のバーガーキングは比較的安い上に空いていますのでありがたい存在です。
スリランカ空港のバーキンは3倍くらいしましたからね・・・(汗)
入ってから気付いたのですが、こちらのラウンジにはシャワーが無かったので、一旦移動します。
歩いて2分ほどの場所にある、もうひとつのラウンジ。名前は同じです。こちらにはシャワーがあります。
汗はかいていなかったのですが、眠くて仕方がなかったので、目を覚まそうと、張り切って浴びに行きました。
すでにクアラルンプール空港に到着してから3時間ほど経っていたので、到着航空券を利用するのはやめました。断られたわけではないのですが。
次に乗る予定の、明日の早朝便の搭乗券を利用することに。
忘れない内にセルフチェックイン機で搭乗券をプリントしておきたかったのも理由のひとつです。
前にも書いたと思いますが、搭乗券があれば、前日でもラウンジが利用できます。いりびたる気満々です。
シャワーブースはこんな感じ。
新しいようで、きれいでした。ただ掃除はあんまり行き届いてないかな・・・?マレーシアですからね。
ちなみに、ここに髪留めを忘れてしまい、30分くらいして気付いて取りにいったのですが、ないと言われました。
掃除したときも無かったの一点張りだったので、諦めました。掃除中に間違って捨てていても認めるような人たちではないので。
忘れた私が悪いんです。2リンギットショップで買った安物(3個で60円くらい)なので別にいいです・・・・くそぅ、不便だ。
シャワーでさっぱりしたあとのケーキとコーヒー。食べかけ飲みかけですみません。
食事の種類は、最初のラウンジよりかなり少なめでしたが、リンゴが置いてあったので、丸かじり。
ビーフンなども一口ずつ頂いたのですが、盛り付けヘタすぎたので写真は載せません。味は好みではありませんでした。
2~3人がけのテーブル10台程度と、写真の4人がけハイテーブルのみ。
こぢんまりしていますが、空いている時間が長く、シャワーもあるのでプライオリティパスを持っているのであれば、利用してみてもいいかもしれません。
いい場所が空いたのでそこでパソコン作業をと思ったのですが、充電がマレーシア用のBFタイプのみ。
パソコンが充電できなかったので、最初のラウンジに戻ります。
今回、マレーシアは乗継のみだったので電源のことまでは考えていませんでした。
こちらのラウンジの電源は、全世界共通。USB電源もありますね。空港のプラグは全世界これに統一すればいいのに。
この裏ワザでiPhoneは充電できたのですが、パソコン用に持ってきた変換プラグはサイズが合わず使えませんでした。
夕方から夜にかけてはわりと混んでいましたが、深夜は人もまばら。24時間使えるのはやはり便利ですね。テーブルに突っ伏して仮眠をとる人もいました。
フライトの時刻まではまだまだありましたが、少し早めに保安検査場を通過して搭乗口に行くことに。
いつもKLIA2(クアラルンプール空港第二ターミナル)を利用するときは、ゲートPかQばかりだったのですが、今回初めてゲートLを使います。
ここで一度搭乗券とパスポートのチェックがあります。
その後、長い通路を通って保安検査、搭乗口の順番です。
この時点では液体などのチェックはありませんので、飲み物も持っていて構いません。
保安検査までの通路はけっこう長いので不安になるのでしょうか、何人もの人にゲートはこっちでいいの?と聞かれました。
ゲートLは、PやQとは違う方向です。ラウンジは、PとQの利用者共用です。
保安検査を通って、搭乗口近く。ゲートL利用者専用のラウンジに行ってみます。
もうね、びっくりするくらい小さいです。
KLIA2を利用したことのある方はご存知だと思いますが、搭乗口付近は何もありません。
保安検査通過後はレストランもなく、充電スポットも足りてない。通路にベンチがあるだけです。
そんな通路の途中にラウンジはあります。もうね、あれっ、これ?って半信半疑でプライオリティパスを提示しました。
ラウンジの中から見た景色です。通路から丸見え。見えない席も少しありますが、充電しておきたかったのでここに陣取りました。
写真右側にコーヒーマシーンと冷蔵庫、壁1枚隔てて受付ですね。
通路のベンチは人が多くて座れません。給水機はありますので、マイボトルに水を汲んでおくと機内で買わずに済みます。
コーヒーマシーンの隣にパンが数種類。冷蔵庫にはサンドイッチとフルーツが並んでいます。
割りばしは日本語ですね。
あまりにサンドイッチやフルーツの質が低かったので、キッチンでラクサを注文しました。
この狭さにキッチンがあるのが驚きですが、ラクサはとても美味しかったです。
麺を、卵麺と米麺から選べました。ミックスがおいしいよとおすすめしてもらったのでそれで注文しました。
めちゃくちゃ狭いですが、充電もできたので良かったです。搭乗時間までウトウトしてしまいました。
まとめ
今回、4つあるうちの3つのラウンジに行きました。いずれも名前が同じなので、ロケーションで表記します。
- 保安検査前、2M、エスカレーター横、バーガーキングの向かい・・・一番広く、ホットミールが充実、キッチンでパスタやラクサを注文できる
- 保安検査前、2M、フードコートそば・・・広さ、食事は少なめ、シャワーあり
- 保安検査後、ゲートL・・・かなり小さい通路脇、ラクサなどの麺類が注文でき、搭乗口に近い
以上です。
ハブ空港にしては、全体的にあまりサービスが行き届いていない印象ですが、主にLCC用のターミナルなので仕方ないですね。
制限区域外にメインのラウンジがあるので、あまり早く搭乗口に行くよりは、セルフチェックインをしておいて、ラウンジでのんびりしてからゆっくりと搭乗口に向かう方がいいと思います。
搭乗口までは遠いですが、保安検査場はそれほど混んでいないので、あまり待ちません。
福岡空港国際線の保安検査場は20分くらい待たされますが、KLIA2は5分くらいでしょうか。