ウィーンの旅後半は王宮エリア散策からです。
王宮はハプスブルク家640年の歴史が詰まった宮殿です。
城内には庭園、馬術学、図書館、教会など様々な施設もあり、非常に広い敷地となっています。
当時の王族の生活様式を見られる部屋などもあります。
入場料はありませんが各施設を見学する際にチケットが必要になることはあります。
広いので地図がないと場所がわかりません。笑
芝生でのんびりする人もたくさんいて、ゆったりした場所です。
今回は中には入っていませんが、外観だけでも十分綺麗な王宮。
有名なモーツァルトの像もここの庭園内にありました。
ト音記号の形に植えられたお花が綺麗。
こんな普通の公園みたいな場所もあります。
やっぱり人々は芝生でのんびり。
国立歌劇場の方面に戻ると、たくさんの人が並んでいるお店を発見。
このウサギのオブジェが目印です。
国立歌劇場の近くにアルベルティーナという美術館があるのですが、そこで展示されている有名な絵の一つが「野兎」らしく、国立歌劇場近辺にはこのウサギの色違いのオブジェがいくつか置かれています。
「○○色のウサギのところにいるよ~」と待ち合わせできそうですね。
おやつは本場のザッハトルテ!
ウィーンには有名なザッハトルテのお店が2件あるのですが、今回は本家の味を食べてみようということでホテル「Sacher(ザッハー)」のカフェに行きました。
豪華な内装。
ただこの横並びのソファ席のお客さんたちとばっちり目が合ってしまう席なので若干決まずいです。笑
こちらがデザートメニュー。
一番ベーシックなザッハトルテはお値段7.5ユーロ(約930円)とお高め。
その他にもいくつかデザートがあり、そちらは1つ700円前後です。
そしてアイスカフェラテは1杯1,000円くらいします。
しかもシロップは無いと言われ、もらえませんでした。泣
ザッハトルテ本家裁判に勝ち唯一オリジナルを名乗ることを許された伝統のあるザッハーのザッハトルテ。
日本でもあまり食べたことがないので同じなのかはわかりませんが、ザッハーのオリジナルザッハトルテはチョコレートのスポンジが2層になっていて、間にアプリコットジャムがたっぷり入っていました。
横に添えられているホイップクリームは砂糖不使用で甘さがないので、チョコレートの甘さたっぷりのザッハトルテと一緒に食べるとよく合います。
ただ一緒に頼んだアイスカフェラテの半分くらいがホイップクリームだったので、ザッハトルテや甘いケーキを注文する際はホットドリンクにした方が良いかもしれません。
このおやつ代だけでランチに食べたシュニッツェル4枚くらい食べられそうでしたが、本家のザッハトルテだし、お味はおいしかったので満足です。
再びKarlsplatz駅まで戻り、電車で移動します。
途中ヨハン・シュトラウスのバス発見。
駅の中では素敵な二人がバイオリンの演奏をしていました。
息ぴったりでどちらもとてもお上手。
ここは駅の中で演奏するストリート(ステーション?)パフォーマー用の場所として確保されているようです。素敵。
地下鉄に乗り、少しだけ離れたところにあるシェーンブルン駅を目指します。
地下鉄4号線(U4)の駅なので、Karlsplatz駅からは乗換無しで20分程度で行けます。
これで「シェーンブルン」と読みます。
その名の通りシェーンブルン宮殿の最寄り駅です。
ただしシェーンブルン駅といっても宮殿まですぐ!というわけではなく、ここから10分以上歩いて宮殿まで向かいます。
行く途中までの道にはちょっとした出店があったり、ストリートパフォーマーたちがたくさんいました。
早速見覚えのあるやつ登場。
しかもちゃっかりチップ入れてもらう用のバケツを置いている・・・笑
モーツァルト!
カメラ向けたらポーズ取ってくれました。
これはまだまだ序の口。
これ普通に遠くから見たら絵だと思っていたので、近づいた瞬間に目がばちっと開いてめちゃめちゃびっくりしました。
まさかとは思ったけどこちらの女性も本物の人間。
完成度高い…
それにしてもこんなに外暑いのにこの格好大丈夫なんだろうか。
みんな生きるために体張って頑張っていました。笑
シェーブルン宮殿到着。
見事なパフォーマーたちがたくさんいたのでここまでの道のりもあっというまに感じられました。
庭園はバラがたくさん咲いています。
緑がたくさんあってのびのびできる場所です。
こちらがメイン。
内部見学は一部有料です。
ちなみにシェーンブルン宮殿は世界遺産にも登録されています。
帰りの列車の時間もあるのでさくっと見て回ったら思った以上に時間が余ったので、地下鉄1本で行けるStadtpark(シュタットパーク)へ。
公園は駅を出てすぐのところにありますのでわかりやすいです。
遊具で遊ぶ小さい子供、バスケを楽しむ中高生層、公園でのんびり休むおじいちゃんおばあちゃんなど年代を問わず多くの市民に愛される市民公園です。
園内は結構広いです。
反対側へはこの橋を渡って移動します。
こういう類のってどこの国にもある。
雨が降りそうな天気ですが、相変わらず芝生寝転がり人口はたくさん。
このあたりにヨハン・シュトラウスの像もあります。
色々な像がありますが、金色で作られているのはヨハン・シュトラウスだけです。
可愛らしい移動コーヒーショップ。
もう少し天気が良い日はさらに人がたくさん来ているのかなという印象です。
NYのセントラルパーク、シドニーのハイドパークなど、市民の憩いの場となる公園はどこの街にもありますね。
公園でのんびりしていたらぱらぱらと雨も降ってきたので、早めにウィーン中央駅に戻り駅の中でゆっくりして帰りの列車を待とうと思い、地下鉄で移動します。
ウィーン中央駅の中にはたくさんのレストランとショップが入っていて小規模なショッピングモールのようになっているのですが、日曜日のせいかほとんどのお店がクローズしていました。
せっかく早く駅に来たのに見るお店がない。笑
ウィーンの定番土産Mannerのお店は開いていました!
チョコレートのウエハースが有名でウィーンのお土産屋さんならどこにでも売っていますが、この店舗にはほかのクッキーやチョコレートなどのお菓子類、またMannerのグッズ(文具、ロゴTシャツ、トートバッグなど)も売っています!
WIENという言葉が入っているのでウィーン土産にはぴったりですね。
お土産を探しながら駅内をぶらぶら歩き、フードコートのお寿司屋さんで小さめのお寿司パックを買って帰途につきます。
帰りのプラハ行の列車は行きよりも混んでいました。
せっかくなので食堂車にも行ってみました。
こっちの方が全然快適!
席はたくさん空いていたので軽食からコーヒーまでいただいてのんびりしました。
自分の座席が窮屈な場合は食堂車に来てみると意外と空いているのでのんびりできます。
コーヒー、お酒、スナック程度の軽食からしっかり食べられるご飯まで、メニューも豊富でした。
朝早い列車に乗る場合はここで朝ごはんを食べるのも良いかと思います。
定刻通り23:14にプラハに到着し、あたりが暗くなったせいで道がよくわからなくなり軽く迷子になりましたが、無事ホテルに到着。
一応ウィーンは日帰りでも行けますが、観光名所をじっくり見たいという方にはあまりお勧めしません。笑
街で見かけたちょっと面白いもの
街というか駅中のポスターです。
相撲とバレエという何とも斬新かつシュールな組み合わせ。
どういうタイミングとシチュエーションでこの相撲レスラーが出てくるか気になるので一度見てみたいと思いました。笑