大台ケ原から熊野へと下りてきて、世界遺産巡りしてきました。
熊野古道が世界遺産だということは知ってましたが、恥ずかしながら、古道といっても、具体的に何が世界遺産に指定されているかは知りませんでした。
今回ご紹介する鬼ヶ城もその一つです。
「熊野古道=世界遺産」ではなく、正式には「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産の登録名称になります。今回、観光に赴いた鬼ヶ城は「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、ユネスコに登録されています。
妻が三重出身なので、学生時代に遠足に来ていたらしい。
鬼ヶ城?鬼ヶ島じゃないの?って思ってましたが、鬼ヶ島とは縁もゆかりもなさそう。
平安時代、初代征夷大将軍である坂上田村麻呂がここ地に住み着いていた鬼を退治されたとのこと。
坂上田村麻呂に退治された子たち。
可愛いのに・・・かわいそう。。
魔見ヶ島(マブリカ)
魔見ヶ島は、鬼ヶ城の沖合約1.5kmに浮かぶ無人島で、地元ではマブリカと呼ばれ磯釣りやダイビングの人気スポットとなっています。
桓武天皇のこと、将軍坂上田村麻呂が鬼ヶ城の鬼の征伐を命じられた際、沖の魔見ヶ島に童子が現れ舞い唄い、鬼が油断して岩戸を開く一瞬に将軍が神通の矢を放ち、見事一矢でしとめたという伝説が残っています。
科学では証明できない伝承、伝説の類は一切信じないと言う人もいますが、私は違います。
世の中何が起こるか分かりませんからね。鬼だって本当にいたかもしれない。笑
大台ケ原で3時間ほどトレッキングしてからの鬼ヶ城は暑さもあって体力的にきつかった。
油断して日焼け止めも塗らず、水分も持たず、しかもビーチサンダルで来てしまった。
ちょっと回って見て終わりかと思っていたらそうじゃありませんでした。
鬼ヶ城周回歩道は全長3キロ以上あるんじゃないでしょうか。周回に1時間10分ほど掛かりましたからね・・・。
足場が悪いところを歩きますし、写真を撮りながらでしたらこのくらいは掛かると思います。
夏場に行かれる場合は日焼け対策と熱中症対策必須です。
海辺の紫外線は半端じゃありませんからね。
迫力。なめてました。こじんまりしているのかと思いきや、巨大。世界遺産だけあって外国人も多数。
どんだけ高く、激しい波が打ち付けたら、岩がこうなるんだろうか。
雨垂れ石を穿つと言いますが、雨だれどころじゃない。かなり激しめの波がぶつかり、かつ多くの年月を経てこの形になったのでしょうね。
鬼がここに住んでたら、そりゃ恐いですよね・・・・。
不思議。
世界遺産にポケモンGOのジムがあったので我が友、カイリューを配置しておきました。
蜂の巣状。風蝕の跡らしいです。若干、気持ち悪い・・・・。鬼ヶ城というだけありますね。
絶壁に沿って歩きます。柵があるので怖さは感じません。
でっかい土管かと思いました。廃工場みたいで不気味。
海はキレイ。
やっぱりちと気持ち悪い。。。(世界遺産なのに怒られるわ)
反対側の町(熊野市役所や熊野市駅)が見えてきました。
歩いてきた鬼ヶ城周回コースです。
周回コースの出口の鳥居。
ここまでで30分。ここから鬼ヶ城センターに戻るまでに40分歩いている計算になる。炎熱のアスファルト道を戻るのは過酷だった・・・。
道に迷われる方もいると思いますので、鬼ヶ城センターまでの道すがらの写真を一気にアップしておきます。
鳥居を出て漁港を左手に5~10分ほど歩くと看板が出てきます。
熊野市街とは逆の方向、鬼ヶ城東口方面へ。
民家を突き進みます。
さらに右へ。
この小径を抜けたら車道に出るのですが、そこで急に案内板が無くなります!
車道に出て右往左往していると地元のおばあちゃんが声を掛けてきて、道案内してくれました。
車道に出たらUターンするような形で右に曲がってください。坂を登りきるとトンネルが出てきます。
トンネルを抜ければ鬼ヶ城センターです。
風情のあるトンネル。
何メートルあるのかわからん・・・。509m?
トンネルの中は冷涼感たっぷりです。涼しかった。生き返った。
トンネルを抜けると到着。厳密に言うと鬼ヶ城センター北側500mくらいのところに出てきます。
新姫ソフトクリームを食べて観光終了。意外にいい運動になった。