今日は二コラのお姉さん家族とお出かけ。
アゾーロ (Asolo) という町を訪ねます。
この町は「トレヴィーゾの真珠」、または数々の山の向こうに沈む夕日の景色から「百の地平線を持つ街」として知られています。
ここは、二コラの自宅から車で30分ほど山の方へ向かった場所。
かなり田舎の風景を想像していたのですが、城下町であるこの街は、めちゃくちゃお洒落です。
特にアパレルショップやヘアサロンは「さすがイタリア!おしゃれ~」と思わずつぶやいてしまうほど。
しかし私以外全員にとっては見慣れた景色なのでスルー。
写真を撮る暇がありませんでした。
撮れたのは歴史的な写真のみ。ここは城下町への入口です。
昔の人はここでお洗濯をしていました。両サイド全体が洗濯板。
ここで奥様方が向かい合っておしゃべりしながらじゃぶじゃぶお洗濯している姿が目に浮かびます。
水飲み場。暑い日だったので冷たい水が沁みます。
細い路地。日当たりは良くないながら、ベランダのお花は元気に咲いていますね。
坂道にもお花。
細い路地の小さなカフェ。
おいしそうなパスタが勢揃いです。
左からレモンペッパー、オリーブ、トマト、サーモン、レインボー、マリファナ、オリーブの葉。
驚いたのはマリファナ。
幻覚作用が無く健康にも良いものだそうですが、パッケージの柄がもう、そのまんまですね。
以前、二コラに広島のお土産でもみじまんじゅうをあげたことがあるのですが、「おお、マリファナケーキだね」とニッコリされたのを思い出しました。
食べ物にもよく使われる身近な食材ということでしょうか。
もみじ自体は、なんとかジャポネと呼ばれていて、イタリアでもポピュラーな植物。
たくさんのお宅の庭で見かけました。
噴水には鳩が水を飲みにやってきます。
教会。
甥っ子のエマニュエッレがサッと帽子を脱いで、跪いて十字を切ったのに少し驚きました。
敬虔なクリスチャンの家系ですからね。
半円形の窓もいいですね。メルヘンな気分に浸れそうです。
皇族が住んでいたヴィラ。下は駐車場に。
上方に見えるのはRocca di Asolo
丘を上ってみます。
石畳の坂を上るとアゾーロ城。
門の向こうにメンテナンス作業をしている男性がいます。
門をくぐった場所から見える景色。テラコッタの屋根瓦が変色なのか退色なのか、元の色を失っています。
工事中の鉄筋が残念な景色にしてしまっていますが、丘のてっぺんに、先ほども見たRocca di Asolo (アゾーロの岩) と呼ばれる砦が見えます。
歩いて数十分で、向こうへ辿り着くことができます。アゾーロ市内を一望できる場所です。
砦のあった場所は、以前は離島だったのだそう。自然の力で川から土が押し流され、地面ができたのだとか。
お城の周囲を歩きます。
お城にしては装飾は控えめ。
建物の中から見える景色。
改装工事中のようで、足場が悪い中、頑張って背伸びして撮影しました。
覗いている人達。
渡り廊下から中庭の方へ。
何の入口でしょうか。それにしても厳重です。鍵いくつあるんだ。
壁に沿って成長するザクロの木。
敷地の一番奥から見える景色です。今は住宅地のようですね。
向こうには美しい風景が広がっています。
記念撮影。
エマニュエッレはいつもいい笑顔。最高の被写体です。
見たことのない植物は一応写真に収めます。
さらに街を歩きます。
てくてく。
夏休みは、みんなバカンスに出掛けるので、町は静かです。
あら、可愛いお家。
よそのお宅の敷地にカリメロが。
カリメロは、元はイタリアの洗剤会社のマスコットキャラクター。
人気が出てアニメ化されたのです。今見ても可愛いですね。
それにしてもきれいな窓の建物が多いです。
ドアや窓枠も凝ったデザイン。
四角形ではないんですよ。
数百年前の建物がそのまま残されている、なんともロマンティックな通り。
通りの建物全て、写真に収めたいくらいです。
またも古い建物。
彫刻された石の建物ですね。
「ロンバルディの家」と書かれていました。
これはこのエリアでも最も古い建造物のようです。案内板がありましたが、読めませんでした。
数百年前の彫刻が今も形を残している事に感動します。
お城から見えていたきれいなガーデン沿いの道。
敷地をぐるりと囲む塀の向こうに、庭園が見えます。
門は閉まっていましたが、中を覗くことができました。
庭園に彫刻がありますね。
高台にお城の一部が見えます。
楽しかった。目の保養になりました。
このあと、素敵なカフェでコーヒーを飲み、ピッツァをテイクアウトしてパオラ宅へと帰宅。
ピッツァとお菓子を頂きながら、エマニュエッレと片言のコミュニケーションを楽しみました。
充実した一日。イタリアは素晴らしいです。