アイルランド、と聞くとなんとなく寒い国というイメージがありませんか? (アイスランドに名前が似ているから?)
アイルランドは北海道よりも北に位置する国ですが、寒さはどちらかといえば日本の方が厳しいくらいです。
夏場は16度前後と過ごしやすい(時には少し肌寒い)気温です。
天気は非常に変わりやすく、晴れていたかと思えば雨、雨が降ったかと思えば晴れ間が見えるなど、頻繁に変わります。
空港から滞在先へ向かうタクシーの中で運転手さんに今日の天気を尋ねたところ、アイルランドの天気はアイルランド人でもわからないよと笑って流されてしまいました。
今回はアイルランド人のお宅にホームステイをさせていただきました。
ご年配の夫婦と犬1匹で暮らしているファミリーで、到着時には娘さんとまだ生後数か月のお孫さんも来ていました。
今回は2階にあるお部屋に滞在させていただきます。
アロマキャンドルを用意してくれていました。いい香り。
小さなおもてなしの心にほっこりします。
一晩ゆっくり休んで、翌日朝からダブリン観光のスタートです。
あいにくの天気で少しわかりにくいですが、市内へ出るためのバスが出ているバス停です。
行き先がたくさんあって複雑なので、あらかじめしっかりバスのルートを確認しておきます。
料金はゾーンごとに異なるのですが、バスに乗ってから運転手さんに行先を告げ、そこで言われた料金を支払う方式です。
市内バスは2階建てのスタイルが主流です。
バスの中はWi-fiが完備されていてびっくりしました。
(それなりにしっかりネットにもつなげます。)
野生の白鳥が泳いでいます。絵になる風景。
中心部の少し手前のPortobelloで下車し、ここから歩くことにしました。
まだ午前中の時間だったため、朝食やブランチを提供するお店がちらほら。
日本人の少ないアイルランドですが、日本食レストランもちゃんとあります。
ダブリンはいたるところにカラフルなお花が飾られていて、写真映えします。
そのまままっすぐ歩いていくと、
いかにもアイルランドらしいバーです。
Portobelloのバス停から写真を撮りながらゆっくり歩いて30分くらいで、セント・スティーブンス・グリーンに到着しました。
緑が美しい、ダブリン市民憩いの場です。
ぐるりと園内を周り、入ってきた門とは違うこちらの門から外に出ます。
ダブリンの市街地、グラフトンストリートに入ります。
ストリートミュージシャンが多く、様々な楽器の音が鳴り響く楽しい目抜き通りです。
通りを抜けるとダブリンの名門トリニティカレッジに行きつきます。
待ち合わせの人、観光客、信号待ちの人でごった返していました。
こちらは外観です。
いざ中へ。
街の真ん中にあるのでそこまで敷地の広い大学ではありませんが、多くの人で溢れていました。
多くの観光客のお目当てはこちらの図書館に保管されている「ケルズの書」です。
美しい装飾が施された書籍で、約300年間保管されているのだとか。
長蛇の列だったので今回は断念。
トリニティカレッジを出て近辺を歩きます。
どうみても教会にしか見えないこの建物、実は観光案内所です。
ここで地図をもらい、お勧めの観光地を教えてもらいます。
モリー・マローン像。
こちらのオブジェがテンプルバー入り口の目印です。
テンプルバーではダブリンの若者が集まるエリアです。
(「バー」はお酒のバーではなく、土砂が堆積した河口のことをそう呼ぶみたいです。)
夜は少し危ないエリアなので明るいうちに観光しておきます。
とてもカラフルで可愛らしい通りです。
お店は飲食店やバーがメインです。
途中でやんちゃなティーンエージャーにハイテンションで絡まれつつ、テンプルバーを抜けてリフィ川沿いへ向かいます。
このリフィ川がダブリンシティの北側と南側を分けています。
北側は南側より少し治安の悪いエリアになってくるので夜の一人歩きはお勧めしません。
反対側に渡る橋はいくつかありますが、有名なのはこちらのハーフペニー橋。
昔、反対側に渡るには半ペニーの料金が必要だったことからこの名前が付けられたようです。
もちろん今は自由に行き来ができます。
後ほど反対側にも行くのですが、ここで引き返してまずは南側にあるダブリン市内の教会&お城巡りをします。
(結構歩きますが、どこもバスやタクシーを使わず歩けます。)
途中馬車にも遭遇。
こちらは中央郵便局です。お洒落すぎる郵便局。
まずはクライストチャーチ大聖堂へ。
チャペルの中はこんな感じです。
ステンドグラスが綺麗。
お庭も広々しています。
次の教会へ移動します。
紅茶文化のアイルランドらしい可愛らしいバスに遭遇。
インスタ映えしそうな、カラフルなドア。
聖パトリック大聖堂です。
目の前に公園もあり、クライストチャーチ大聖堂よりさらに広々した印象があります。
お花もたくさん咲いていてカラフルです。
ぐるりと周辺を巡り、次のダブリン城を目指します。
ダブリンの歴史の中心地となるお城です。
こちらも公園が併設されているので広々としています。
再度テンプルバーを超え、先ほどのリフィ川に戻ります。
橋を渡って北側に行きさらに東へと歩いていくと、シリコンドッグにたどり着きます。
Facebook社などがオフィスを構えるビジネスエリアです。
川沿いにはカフェなどもあるので、お天気の良い日はテイクアウトしてこの付近でランチを取るのもいいですね^^
ちなみに留学生がアイルランドで外国人登録をするためのオフィスもこのエリア付近にあります。
こんな、絵画にありそうな景色にも出会えます。
ここからタクシーに乗り、中心部に戻ります。
現地で暮らす日本人の方お勧めのビュッフェスタイルのレストラン「KC Peaches」にて夕ご飯です。
お皿の大きさが数種類あり、サイズに応じて値段が設定されています。
ビュッフェと言っても一度お皿に乗せてお会計を済ませた後はおかわりができないので、1発勝負です。笑
ここへ来る前にピザを一切れ食べていたのであまりお腹がすいておらず・・・
若干もったいない盛り方ではありますが、これで7ユーロくらいだったと思います。
たくさん盛れば盛るほどお得ですね!
ご飯もおいしく雰囲気もカジュアル、何よりお財布に優しいのでワーキングホリデーの方や留学生に人気のレストランだそうです。
この後はローカルのバー、Cobblestoneへ!
本日3度目のリフィ川沿いへ向かいます。
まだ7時過ぎですが、すでに外にまで溢れるくらいの人で賑わっています。
アイルランドを代表する有名なギネスビールが定番なのですが、私はお酒が飲めないのでアップルサイダーベースのノンアルコールドリンクを作ってもらいました。
このバーのメインはなんといっても楽器の生演奏。
バイオリン、ハープ、ギター、民族楽器などを老若男女ミックスでみんな楽しそうに演奏していました。
演奏者の中に日本人の女性も発見しましたよ^^
お酒が飲めなくても雰囲気だけで十分楽しめます。
演奏されていた曲はアイルランドの伝統音楽のようで、ローカルのお客さんたちは非常に盛り上がっていました。
アイルランドらしい雰囲気のバーに行ってみたい方にはぜひおすすめの一軒です。
駆け足になりましたがダブリン観光は本日で終了です。
明日は鉄道でゴールウェイに行ってきます!
【KC Peaches】
【Cobblestone】