女性の願いなら必ず一つ叶えてくれると言われている「石神さん」。
石神さんは、三重県鳥羽市相差(おうさつ)町にある「神明神社」の境内にあります。
神明神社:三重県鳥羽市相差町1385番地
電話番号:0599-33-6873
公式サイトは無いみたいで、こちらのホームページが公式に近いのかなと思います。
石神さんの神様は玉依姫命(たまよりひめのみこと)。
海の女神で初代天皇である神武天皇のお母さんでもあるそうです。
「女性の願い事なら必ず一つは叶えてくれる」と言い伝えられており、小さなお社にもかかわらず全国から多くの参拝者が訪れます。
石神さんへは、最寄りの近鉄鳥羽駅からコミュニティバスの「かもめバス」で40分ほどかかるみたいですね。
土日祝日のダイヤでも1時間に1本しかありませんので、計画的に行動しないとダメですね。
鳥羽バスセンターから相差(石神さん前)下車バス停から徒歩10分。
公共機関を使うと余計に時間がかかりそうなので、大阪から車で行くことにしました。
土曜日の朝8時頃に大阪を出発、途中ランチを挟んで午後2時頃に到着。
石神さんへ行く参道手間の「相差海女文化資料館」の駐車場に無料で停めることがきました。
細い参道を進んで行くと、閑静な木々に囲まれた鳥居が現れてきました。
さっきまで住宅や旅館があったのに、がらっと雰囲気が変わってとても静かな場所です。
時間帯によってはすごく混雑すると聞いていましたが、この日はラッキーなことに参拝者が少なく待ち時間なしで参拝することができました。
まず、はじめに神明神社のご本殿「天照大神(あまてらすおおみかみ)」をお参りします。
すぐに石神さんに向かうのはマナー違反のようですね。
ご本殿にお参りする前には、手水舎(てみずしゃ・ちょうずや)で、身を清めるのを忘れずに。
ご本殿は2013年に建て替えられたそうで、とても美しいお社です。
「二拝二拍手一拝」の作法で参拝します。
ご本殿では日ごろの感謝を伝えるのがマナーとのことでした。
推定樹齢三百年のスダジイ。とても大きな樹木でパワーを感じました。
さざれ石
実物のさざれ石を見るのは初めてです。
なるほど。さざれ石は小さな石がまとまって1つの大きな石になったものなんですね。
ここまで大きくなるのにどのぐらいの年月がかかったのでしょうか。とても神秘的でした。
祈願用紙にお願い事を記入
参拝が終わったら石神さんへ。手水舎の横に祈願用紙が置かれています。
ピンク色の祈願用紙にひとつだけお願い事を書きましょう。
お願い事はとにかく具体的に、いついつまでにこれを叶えてくださいと期限を決めて書いたほうがいいみたいですよ。
石神さん
祈願用紙を書いたら、いよいよ石神さんへ参拝です。
お賽銭箱と願い箱が並んでいるので、祈願用紙は間違わないように願い箱へ入れましょう。
石神さんの鐘を鳴らします。そして祈願用紙を願い箱に入れて、お賽銭を入れたら、「二拝二拍手一拝」。気持ちを込めて参拝します。
祈願用紙に書いたお願い事を心の中で唱えましょう。
石神さんは一人ずつしかお参りできないので、先に参拝している人がいたら終わるのを待ちましょうね。
石神さんの横には、三吉稲荷大明神の神様「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」のお社がありました。
京都の伏見稲荷神社から勧請(かんじょう)されたお社で商売繁盛の神様だそうです。
こちらもしっかりとお参りしてきました。商売繁盛のご利益がありますように。
参拝が終わったらお守り授与所へ。
御朱印の記帳をお願いして、お守りを購入しました。
石神さんのお守り「ドウマン・セイマン」
麻の生地の袋を染めた土染めのもので、袋の中には玉依姫御守のお札を赤い生地で包んであるそうです。
ドウマン(格子縞):縦5本と横4本の格子模様
セイマン(星マーク):五芒星は(安倍晴明)の桔梗紋
ドウマンは魔の入る隙間がない、セイマンは一筆書きで必ず同じ場所に戻ってくることができると、相差の海女さんが海の魔物や災難から身を守る魔除けと守護のおまじないに使われているのだそう。
御守りを購入すると、祈願用紙と神明神社宛の封筒をセットでもらえますので、遠方で参拝できない人へのお土産に喜ばれますよ。
郵送された祈願用紙は、神明神社が祈祷をしてくれて、参拝したものと同じように扱ってくれます。
後から聞いた話しですが、遅い時間に来ると売り切れてしまう事もあるぐらい人気のお守りなんだとか。手に入れることができてよかったです。
海女さんにちなんだ海女みくじ。
こちらは恋みくじ。
もちろん海女みくじを選びましたよ。せっかくですもんね。
小吉「準備を怠らず、目指すべき目標を見据えて、進むべし。これからの努力や踏ん張りが幸せを呼びます。」
なんか現状に合致しているような。。。
そうこうしている内にどんどん参拝者が多くなってきて、行列になっていました。
やっぱり今日は運がよかった!
お願い事が叶ったらまた一つお願い事ができるみたいなので、次はお礼参りで参拝できますように。
次のお礼参りができる日を楽しみにしています。