タイに到着しました!
もう何度めだろう。
いつ行っても蒸し暑く、乾燥と寒さに弱い私には最適の気候です。
今回過ごすのは、アユタヤ。2年くらい前にも一ヶ月近く過ごした街。
バンコク空港から、バンコク市内まで行くには、エアポートリンクという鉄道が便利です。バスと違って渋滞に巻き込まれる心配が無く、クーラーがきいた (ききすぎた) 車内に揺られ、30分ほどでバンコク中心部まで行くことができます。
私は今回バンコクはパスして空港から直接アユタヤへ向かいました。
ポピュラーな行き方は、まずエアポートリンクに乗り、マッカーサン駅で乗り換え、フアランポーン駅 (通称バンコク駅) に行きます。フアランポーン駅で国鉄に乗り換えアユタヤ駅まで向かいます。
エアポートリンクは特急であれば街中までわずか15分で一律90バーツ (約300円) 、シティライン (普通) は30分、15~45バーツです。
エアポートリンクは高いし、フアランポーン駅に到着するまでの乗り換えが面倒なので、バンコクに用がない私は、中心部を避けて移動しました。
まずは無料のシャトルバスに乗ります。このバスは、バスターミナルまで運んでくれるので、そこから市バスへの乗り換えが可能です。
市バスで、バンコクにあるもう一つの空港、ドンムアン空港前にある、ドンムアン駅に向かいます。本当は国鉄の駅ならどこでもよかったのですが、他の駅名を覚えていなかったので、なんとなくドンムアンに。
ドンムアン駅までのバスの運賃は、おそらくポケットにこのチケットが入っていたので35バーツだと思います。
ポケットに入っていたチケット。
ドンムアン駅。
歩道橋から道の反対側に渡るとドンムアン空港。
ドンムアン駅からアユタヤ駅までは20バーツ。料金は、電車の速さによって異なり、11~30バーツくらいなのですが、本数が少ないので、直後のに乗りましょう。
国鉄の時刻表。遅延が発生するとホワイトボードに到着予定時刻が書かれます。
45分くらい待って電車がやってきました。
結構混んでいました。
フアランポーン駅から乗れば座れる確率が高いです。確実に座りたいなら、指定席や2等席、1等席のチケットも買えます。
私は3等席で居眠りをしていたら、指定席のチケットを持った家族がやってきたため譲らなければなりませんでした。でも親切なお母さんが、つめて私のスペースをつくってくれました。
45分ほどでアユタヤ駅に到着。場所を空けてくれた家族にお礼を言って電車を降り、車内を振り返ると、お母さんが席を立って見送ってくれていました。
手を合わせてお礼を言うと、あちらも合掌で返してくれました。疲れている時は、親切がよけいに染みます。
出ていきなりアユタヤっぽい。遺跡が描かれたトゥクトゥク。
電車の到着時間に合わせ、客待ちをするトゥクトゥクたち。
私のアユタヤでの定宿は、駅から徒歩2分ほどのTanrin Guest House。1泊300バーツ (約1000円) でホットシャワーが出るところがお気に入りです。
小さいながらベランダもあり、洗濯物を干すことができます。タオル交換や部屋の掃除も頼んでおけば毎日やってくれます。Wi-Fiは途切れがちですが、部屋によります。
一階はエアコン付き400バーツ。
すごくきれいとか、広いとかではないけど、この料金ならこんなもんか、というレベルです。
お借りしたナイフでパイナップルをむいていると、「どれ貸してごらん」とばかりにするするむいてくれる宿のおばちゃん
名前は分からないけど、部屋の前にずーっといた虫。
駅前では、毎朝朝市が開かれます。とっても小さく、お店の数も限られているため、朝ごはんを買いたい場合は早起きして出掛けなくてはいけません。
私の定番は、パートゥンコーという揚げパン。
屋台がによって大きさや値段は違うのですが、ふたくちサイズは1個1バーツ (3,5円くらい) がほとんど。
必ず一緒に熱々の豆乳 (5バーツ~) も売っているので、パートゥンコー10個と豆乳1袋をセットで買います。
朝食に揚げ物はかなりヘビーですが、3日に一回くらい食べたくなります。
豆乳は朝8時くらいに行くと売り切れていることがほとんどでした。
道端に屋台を出しています。9時くらいには全員撤収。
お昼の定番は駅の前の道を駅に向かって左に5~6分歩いたところにある食堂
並んでいるおかず数種類から指さしで好きなものを注文できます。2種類選んで30~35バーツ。
安くておいしい。持ち帰りもでき、地元の人にも人気のようです。
ちなみに夕食の定番は、駅の斜め向かいにあるコンビニ前の屋台です。
セブンイレブンと並んで建っているLotusというコンビニ前のヌードル専門店。
トムヤムクンヌードル。
汁なし玉子麺にはスープをつけてくれます。どちらもおいしい。
敷地を共有しているお隣さんでは、ご飯ものを注文できます。チキンライスとポークライス (写真) のみ。
この屋台のご主人は、私が毎日来るからか、定価40バーツなのを毎回35バーツにしてくれます。
足りないときは炭火焼ソーセージも食べます。
定休日 (火曜日) は、別の屋台でパッタイを食べます。
宿は駅前の好立地なのですが、市場へ行くには川を渡らなければなりません。
橋を渡ると遠回りなので、ボートで川を越えます。
ボート乗り場は、駅を出てからまっすぐ川へ向かう道を歩けばすぐに見つかります。トゥクトゥクの運転手たちは、向こう岸は遠いよ~などと言ってきますが、乗る必要はありません。
船着き場の前にテーブルが置いてあるので、そこで5バーツ支払います。
船着き場。
シンプルな渡し船。
川の対岸まで2分程度なので、一本逃しても5分と待たずに戻ってきます。
対岸の船着き場正面に市場はあります。朝から夕方まで開いています。
魚や肉をその場で捌いてくれます。
はちみつも大量に袋売り!
蛙とか、その他ゲテモノ系もたくさん。
私のお目当てはいつもフルーツ。トロピカルフルーツが安くておいしいんです。
1kg単位で購入できます。
赤い実は、ランブータンと呼ばれるもの。中は乳白色の実で、ライチによく似たみずみずしい甘さです。私の一番好きなフルーツです。
マンゴスチンとマンゴー。
とっても甘くてとろけるよう。日本だと高価ですが、マンゴスチンは1kg 200円、マンゴーは1kg なんと100円くらいでした。
それぞれに旬があって、その季節はおいしいうえに値段も激安!逆にシーズンを外すと高くなり (それでも安いけど) 味もやや落ちます。
毎年、越冬のためにタイに渡るのですが、残念ながら日本の冬に当たる季節はフルーツがあまりとれません。2月ごろがお花の季節で、4~9月頃に順番に旬がやってきます。
今回は、どうしてもおいしいフルーツを食べたくて、タイを5月の旅のプランに組み込みました。
雨期のためスコールは多いのですが、だいたい夕方のごく短時間しか降らないので、早めに夕飯を終えて宿に戻れば問題ありません。
アユタヤ歴史公園
市場を越え、1kmちょっと歩いたところに、アユタヤ歴史公園があります。公園内にはアユタヤのシンボル的遺跡であるワット・マハタートやワット・プラ・シーサンペットがあります。入場料は50バーツ。
夜はライトアップも楽しめます。
有名なワット・マハタート。
反対側から。
この公園はとても大きく、人が少ないため、のんびりできます。
緑あふれる遊歩道。
遊歩道から見た遺跡群。
青空と朱色の花のコントラストが素敵でした。
遺跡群を越えてしばらく歩くと、疲れてお腹も空いてきたのでお昼にしました。このレストランへは、滞在中何度か訪れます。遠いのですが、お気に入りのひとつです。
タイと言えばパッタイ。甘めの麺にピーナッツをからめて頂きます。
コティアオと呼ばれるお米の麺。幅の広いきしめんで、お醤油味のあんかけがかかっています。
たまにチャーハンも食べたくなります。
続く…
→タイ大好き!2度目のアユタヤ滞在記【エレファントキャンプ・フローティングマーケット編】②