プラハの滞在4日中、せっかくなので1日だけでもウィーンに行ってみることにしました。
飛行機で行こうか長距離列車で行こうか渡航ギリギリまで悩みましたが、今回は経験も兼ねて列車で行くことにしました。
ちなみに所要時間は飛行機なら片道2時間程度、列車は片道約4時間です。
ただ飛行機は値段が高い上にちょうど良い出発・到着時間がなく、また空港から市内までもどのみち移動に時間がかかります。
列車はプラハ中央駅から乗ることができますし、ウィーン市内の駅に到着するので各観光地へもアクセスしやすいです。
飛行機のように前もって早めに空港へ行く必要もありません。何より列車は費用が安いです。(片道2千円台で行けます。)
往復の移動時間と現地滞在時間がほぼ一緒という超詰込み型スケジュールですが、これもまた経験です。(笑)
チケットはあらかじめチェコ国鉄のウェブサイトから購入しました。
指定席で購入したのでプラス79コルナかかりますが、400円程度なので付けておいて損はありません。(仮に満席だった場合、4時間立ちっぱなしはかなりきついので。)
ちなみにオーストラリア国鉄のサイトでもチケット購入が可能ですが、チェコ国鉄の方が若干安かったです。時期にもよるかもしれません。
日本であらかじめチケットを予約し、QRコード付きのこちらのPDFを印刷して持参すれば駅でチケットを買う必要無し。
そのまま駅のホームへ行って大丈夫です。
今回手配したチケットは下記の通り。
<往路>6:50プラハ中央駅発、10:49ウィーン中央駅着
<復路>10:19ウィーン中央駅発、23:14プラハ中央駅着
宿泊先最寄りのNáměstí Republiky駅からプラハ中央駅(Prag Hauptbahnhof)までは地下鉄で10分程度。
早朝でも地下鉄は問題なく走っているので、6時台発の列車も余裕です。
プラハ中央駅到着。
早朝ながらすでに人がたくさんいました。
ただしお店はあまり空いていません。
キオスク程度のちょっとした売店は空いているので、ここで朝ごはんの購入も可能です。
電光掲示板に行先やプラットフォームの番号が表示されますので、案内に従って該当のホームへ向かいます。
当日チケットを買いたい場合はこちらで購入可能です。
窓口もたくさんあり、そこまで混んでいませんでした。
エスカレーターに乗ってホームまで行きます。
駅の上の階はなかなか綺麗な造りです。
とにかくホームがたくさんあるので迷子になりそうですが、電光掲示板で出発時間と行先さえ把握していれば問題ありません。
列車が来たら乗車前に行先と車両番号を最終確認。
1駅の区間がとにかく長いので、ここで列車を乗り間違えたらもうアウトです。(笑)
列車の中はこんな感じで広々しています。
車内販売もありますし、1等車側に食堂車もあります。(もちろん2等車の上客も使用可能です。)
また座席の進行方向も気になる人は予約時に気をつけて手配しましょう。
行先は車内の電光掲示板で知らせてくれるので親切。
読めないけどとりあえず「Wien Hbf」だけ見失わないようにしておきます。
ちなみに車内はWi-fi環境ばっちりです。
LINEやインスタグラムなどのSNSもサクサク繋がります。
Wi-fiを使ってネットにつなげるので4時間もあっという間です。
ほぼ定刻通りにウィーン中央駅に到着。
ここから地下鉄に乗り、それぞれの目的地へ移動します。
日本で言うと東京駅みたいな感じです。
時間もないのでとりあえずさくっと主要観光地を歩き回れるKarlsplatz(カールスプラッツ)駅へ。
ウィーン地下鉄1号線、2号線、4号線、ウィーン地方鉄道が停車する大きな駅です。
すでにお昼時のため、まずはKarlsplatz駅でランチです。
とにかく滞在時間が短いのでせめて名物は食べておかねば…ということで、ウィーンの伝統料理シュニッツェルがいただけるお店に向かいます。
ウィーン工科大学のすぐ近くにあるOpern Schnitzelhausという地元のファストフード的なお店へ。
お店のイメージとしてはSubwayみたいな感じです。
気になるお値段ですが、シュニッツェル1つで4.7ユーロ(約580円)です。
注文するとその場で揚げたてをつくって出してくれます。
こちらがウィーンの名物、シュニッツェル(子牛のカツレツ)です。
写真だと少し伝わりにくいのですが、サイズはかなりでかいです。
ぱっと見た感じ非常にシンプルな食べ物ですが、お味は…
え、かなりおいしい!!
ケチャップで食べるもよし、塩コショウで食べるもよし、レモンを絞って食べるもよし。
1つでいろんな味が楽しめます。
そこまで厚くないのでこの大きさでもあっというまに完食です。
後にも先にも今回の旅の中で一番お安く、そして一番おいしい食事でした。(笑)
シュニッツェルでお腹いっぱいになった後は、早速市内観光開始です。
Karlsplatz駅からシュテファン大聖堂の先っぽが見えているので、そちら方面を目指して歩きます。
今回の目的地はこちらの地図の丸枠エリア+少し郊外にあるシェーンブルン宮殿。(Stadt Parkは結果的に時間が余ったので後々行くことになります。)
まずはウィーン国立歌劇場からスタート。
野外ステージもあったので、演奏会などやっている日もあるのかもしれません。
シュテファン大聖堂まではこのケルトナー通りをまっすぐ歩けばすぐにたどり着けます。
ここから徒歩10~15分程度です。
多くの人で賑わっていてお店もたくさん立ち並ぶ、なかなか楽しい目抜き通り。
シュテファン大聖堂に到着です。
毎度のことながらこういう大聖堂系はてっぺんが写真に入らない。
シュテファン大聖堂は上の階まで登ることができます。
チケット代はかかりますがせっかくなのでウィーンの街並みを一望してみようと思い、チケットを購入。
階段の段数は343段。
しかも中は薄暗く、人とすれ違うのもギリギリなほど小さな階段が延々とらせん状になっているため、覚悟を決めて登らないと正直結構きついです。笑
ただ後で知ったのですが、北塔にはエレベーターがあるようです。
南塔から行く場合は階段のみなのでご注意ください。
個人的にはプラハにある展望台からの景色の方が断然綺麗だと思いますが、ウィーンの景色もなかなかです。
再び343段の階段を下り、そのままシュテファン大聖堂からグラーベンという大通りを歩き、ホーフブルク王宮を目指します。
ホーフブルク王宮到着。
タクシー乗り場ならぬ、馬車乗り場。
たくさん停まっていました。
続く