今日もボリューム満点のお昼ご飯。お気に入りの手打ちパスタです。
ちょっぴり厚めかな?と思いましたが、モチモチ食感がいい感じでした。
作るのがだんだん楽しくなってきています。もはや趣味。
今日はソーセージとほうれん草のフェットチーネの軽めクリームソースで頂きました。
食べ終えたら準備をして自転車で出発!持ち物は食料、水筒、ヨガマット、寝袋。
今日も少し遠出をします。
ひたすらペダルをこいでいるので、あまり写真はありませんが、途中止まった水飲み場です。
ベンチもあっていいですね。
ここで顔を洗ってクールダウン。
この先にも給水ポイントがあって、そこでは山から流れる雪解け水が汲めるのです。
夏でもキンキンに冷えて美味しいのなんのって。
途中の景色。空が大きく見えます。
到着。結構な砂利道を自転車押してきたのでまぁまぁ疲れました。
ここでロッククライミングの練習をします。
ロープなどの道具を持ってきていないので、低い位置をキープしながら横移動。
これだけでも岩の掴み方、足のかけ方を学べ、クライミングに必要な筋肉を鍛えることができます。
第一、こんな岩場で頭から落ちたら、高さ3メートルくらいでも十分命に関わりますからね。安全第一です。
二コラは高さ40mくらいの岩壁をフリークライミング。
これは彼が1,000回以上登った場所で、この岩を知り尽くしているから成せるワザ。
私は素人中の素人なので、大人しく下で練習。
上るのはともかく、下りるのは見た目以上に危険です。
すぐ隣でレッスンが行われていました。
上の方にいるのが二コラ。
すぐ下は、なぜか急に同じルートを登り始めたコーチらしき人、左は生徒さん。
途中から裸足で下りてくる二コラ。
クライミングシューズはつま先がキツイので、長く履き続けるとかなり痛いのです。
岩場も痛そうですが。
谷間は涼しくて気持ちがいい。
夕方5時前には人は引き払ってしまうので、その後は貸し切り状態。
鳥のさえずりや、木の葉が揺れる音くらいしか聞こえません。
もうすぐ陽が沈みます。
今夜の寝床は3畳ほどの穴ぐら。
ここにヨガマットを敷き、寝袋を掛布団にして寝ます。
元々こんな穴は無く、ただの岩壁でした。
それをくり抜いて作ったスペースなのです。
この辺りは戦時中、イタリア軍とオーストリア軍が対戦していた場所。
兵士達はこのスペースで寝起きしていたようです。
敵からの急襲を防ぐためと、見通しを良くするため、わりと高い位置に掘られています。
よじ登るようにして入りました。
左には、下りになっている通路が見えます。
下から入口側に向かって撮影。
下から入口側に向かって撮影。
下った所に1m四方ほどの穴。
この穴から銃を構え、敵を狙っていたのです。
ここまで来る砂利道にも、まだいくつもの銃弾が落ちていました。
完全に日が沈み、辺りが暗くなると、野生動物が駆け回る音が聞こえました。
普段聞くことのできない音に耳をすませながら、眠りに落ちました。
翌朝。明るくなったら、暑くなる前に山を下ります。7時くらいでした。
爽やかな空気と眩しい朝日。
ふもとにあるバル。
早朝から開いていて、コーヒーやパンを頂けます。
常連さんらしき人達がポツポツとやってきては、注文ついでに二言三言、会話をしています。
独自のメニューを出すでもなく、特別愛想がいいわけでもない店主のいるこのお店が、田舎の風景によく馴染んでいます。
帰りに二コラのご両親のお家に寄りました。
前に来たときは一輪しか咲いていなかったサボテンの花が、こんなにたくさん。
綺麗なサボテンには棘がある、とか言ってみたくなりました。
庭の木から取れたイチジク。ドライにしている最中。
あま~い香りに蜂がわんさか寄ってきていました。
おなじく庭で取れたプルーン。
これまたすごい量です。
市販のドライプルーンしか知らなかった頃は、自分はプルーン嫌いと断定していましたが、干していないものはみずみずしくてほどよい酸味があります。
これならたくさん食べられました。
たくさん食べてもお裾分けしても余ってしまう量。
傷があるものはすぐにダメになってしまうので、レモン水に浸し、早めにジャムに。
残りはシロップ漬けにして保存します。
去年シロップ漬けにしたものは、今年おいしくいただきました。