今日は、二コラの親戚のお家のお手伝いをしに行きます。
高齢のご夫婦には、男手が必要とのことで、二コラがアルバイトをしに行くのに私も同行。
ご夫婦のお宅は、ヴィチェンツァという街の郊外。
ヴィチェンツァは、私がホームステイしている二コラの自宅、カッソーラよりは大きな町です。
ご夫婦が迎えに来てくれ、車で1時間ほど西へ移動します。
こちらが用意して頂いたお部屋。
ダブルとシングルのベッドがひとつずつ。以前は娘さんが使っていたお部屋だそう。
お仕事の内容は、庭の植樹と、庭木の剪定など。
到着して早速ガーデニング用品のお店へ。
紅葉の木を購入。
日本のもみじにそっくり!と思っていたら、○○ジャポネと呼んでいたので、やっぱり日本が原産の品種のようです。
車に運びます。
左が伯母さん、右の女性はお店の方です。
重たい鉢植えを軽々持って行きます。
右に見える赤い車は伯母さんのもの。
みんなイタリア語、しかも方言で話しているので、私には一言も聞き取れません。
暇を持て余し壁の可愛らしいペイントを眺めていると・・・。
描いたのはなんと日本人ご夫婦とのこと。
こんな小さな町にも日本人が来ていたことがあるんだ~と、少しだけこの町を身近に感じてしまいました。
センスがいいエントランス。
オリーブの木が写っていますが、ここだけではなく、どこの造園業者もオリーブを育てています。
オリーブは、聖書における最もポピュラーな植物のひとつで、敬虔なキリスト教の多いイタリアの庭には、必ずと言っていいほどオリーブの木が植わっています。
当然ながら、大きさと値段は比例します。
大きくなるまでには相応の年月がかかりますからね。
お昼はマカロニのミートソース。
街が変わっても、パスタはどこの家庭でも毎日食べられています。
テーブルにはかならずパンとオリーブオイル、パルメザンチーズの塊が置かれています。
チーズは各々、専用のおろし金で卸してパスタにかけます。
メロンパンみたいな形のパン。甘くはありません。
見た目からは想像つかないほどの美味しさでした(笑)。
ちなみに夕食は、Insalata di il riso と呼ばれるご飯のサラダ。
冷ましたご飯に、ビネガーとオイルでマリネしたお野菜を混ぜたものです。
暑くて温かいパスタなんて食べたくない、火を使う料理なんてする気がしない、なんて時にサッと作って食べられる、冷たくて美味しいご飯です。
サラダご飯のあとに出てきたのは、薄くスライスされたパンチェッタと、なんとも鮮やかなオレンジ色をしたメロン。
はい、俗に言う生ハムメロンというやつです。
イタリア、特に田舎では、日本と比べてパンチェッタもメロンも格安なので、生ハムメロンも気軽に食べられます。
日本だと高級ホテルなんかで食べられるイメージです。
以前、スペインを訪れた際も、生ハムメロンはすごく安くて美味しかったことに驚きました。
ハモンイベリコ (イベリコ豚のハム) を使うと、それなりの値段でしたが、それでも日本では考えられない価格でした。
美味しくって美しい生ハムメロンをたくさんいただいたのですが、さすがにお呼ばれしたお宅で写真をパシャパシャ撮るのははばかられたので、写真はありません。
でも、思い出すだけで幸せな気分になるおいしさでした。
伯母さんの娘さんのお庭に植えた紅葉。
予算の関係で小さめのに変更。
周りに石を敷き詰め、日本庭園ぽくしたいのだそう。
私はお部屋のお掃除をお手伝い。
今回は一泊だけして帰りました。
帰りもご夫婦が車で送ってくださいました。