それほど久々でもないのですが、今回のマレーシア旅はワクワク感が抑えきれません。
というのも、今回はしょっぱなからイポーへ向かう予定なのです。
マレーシア通の方ならよくご存知でしょうが、イポーはマレーシア第3の都市として栄え、中国系が多いことから美味しい中華料理を安く食べられる街としても知られています。
食いしん坊で中華料理とB級グルメに目がない私が喜ばないわけありません!
KL空港からイポーまで直接向かいたいところですが、連れの二コラが
「クアラルンプールのゲストハウスに預けている荷物を取りに行きたい」
と言うので、はやる気持ちを抑えつつバスチケットカウンターへ。
KLIA (クアラルンプール国際空港) のチケットブースは1階にあります。
電車で行くのが早いのですが、バスが安いし、時間に余裕があることからバスで市内まで向かいます。
チャイナタウンに行くのであれば、Puduraya (プドゥセントラルの意味) で降りるのが便利です。
Mydinという大きなスーパーマーケット前で停まるので、プドゥラヤもしくはマイディンと言えばOKです。
バスの運転手は「Puduraya~」 とコールします。
終点ではないので聞き逃さないようにしましょう。
停留所目の前にMaybankタワーという大きな建物があるので見逃しにくいとは思いますが、自信がない場合は運転手に声かけをお願いしておくといいですね。
バスの運賃は片道12RM。30分~1時間毎に出発します。5時半過ぎにチケットを買ったのですが、次が6時ちょうどの出発だったので早めにバスに乗り仮眠。
早朝のためか渋滞はほとんど無く、市内まで1時間ちょっとで到着。
ラッシュアワーだと1時間半はみておいた方がいいですね。
電車 (KLIAエクスプレス) ですと、KLIA⇔KLセントラルをノンストップ。
深夜を除き15~20分ごとの運行で、所要時間も28分という短さ (KLIA2からだと33分) 。待ち時間も短く、渋滞に関係ありません。
時間が読めるので、予定がある場合はこちらがおすすめです。
ただし電車賃は片道55RMと、バスの12RMと比べるとかなり割高。
クーポンタクシーが75RM (深夜は50%割増料金になります) なので、時間と人数次第ではタクシーの方が安上がり。
大幅に値上げされたような気がしないでもないですが、渋滞のひどい今のクアラルンプールでは、速さと正確さを考えるとタクシーにも勝る交通機関になりつつあるので、仕方ないのかもしれません。
一人旅で荷物が少ない、時間をかけたくない場合には最適。
私は貧乏暇だらけなので、バス一択です。
早朝にも関わらず、通りの至る所に人だかり。
この時間はフリマが行われています。
普通の商品にまじって拾得物や盗品がこの一帯で売られています。
市内で用事を済ませ、パサール セニ駅前のインド料理店で朝食を食べてからイポーへ向かいます。
朝早くはメニューが限られますが、マサラワダなどが出来立てで美味しいです。
ベジタリアンタリー
クアラルンプールからイポーの交通手段は、電車かバスがあります。
電車だと、クアラルンプールとイポー両方の中心部をつないでいるので大変便利。電車一本で観光地である旧市街に到着です。
一方、バスはバスターミナルにしか停まりません。
どちらも郊外にあり、市内中心部からは市バスに乗らなければならないので、合計3本乗り継ぐことになります。
これだけ便利な電車ですから、座席も当然、早い者勝ちです。
電車は通常でも安い席だと向こう1週間は満席。
おまけにこの時期、12月は、マレーシアでは丸一ヶ月のスクールホリデーと重なっているので、どこも家族連れの旅行客でいっぱい。
当日の席を取ることなんてまず不可能です。
もう聞く前から分かっているので、早々に諦め、バス移動に決定。
バスは電車よりかなり安いのですが、時間と手間を考えると・・・貧乏バックパッカーでも電車がいいな~と思ってしまいます。
とは言え、取れないものは仕方がないので、TBS (バスターミナル) へ向かいます。
中心部からTBSまでは2リンギット。
お釣りはもらえませんので小銭を用意しておきましょう。渋滞状況によりますが、30分~1時間くらいで到着します。
色んなバス会社の名前があります。チケットカウンターのどこに並んでもOK。
徒歩移動が長くなると、ハンドバッグは疲れます。
ずっと手持ちで手が痛くなってきたのでそこら辺のポールに持ってもらうという怠けぶり。
中身が取り出しやすくて便利なんですが、ついつい身の回り品を入れすぎてしまうんですよね。
画面にバス会社一覧と料金、そのあとで座席表が表示されます。
今回は一番安いマラライナーというバス会社を選択。
他社は22RMのところ、20RMを切る料金でした。
電車と同様、クレジットカードも使えると思いますが未確認です。
QRコードの付いたチケット。
出発まで少し時間があるので、すぐにゲートに向かわずゆったりしたベンチコーナーで一休み。
マレーシアなどで絶大な人気を誇る日本の国民的アニメにピントが合ってしましました。
定時より6分遅れで出発。
遅延が20分以下なら 「やるじゃん」 となるのが東南アジア。ほぼ定時運行はお見事です。
バスはガラガラ。他社より2RM安いのを選んだので期待していなかったのですが、シートは広々で快適です。マレーシアのバスはコスパが高い。
シートを倒して4時間の移動。
乗客が少ない分とても静かで、3時間ぐっすり眠れました。電車だとこうはいかなかったとポジティブに考えるのが旅を楽しむコツ。
イポーのバスターミナルAmanjaya Bus Turminal に到着。
長距離バスの乗降場は1階ですが、中心部へ行く市バス乗り場は2階です。
エレベーターで上がります。
長距離バスが中心部にちょっと寄り道してくれれば乗り換えの手間とバス代が省けるんですがね・・・ああ移動面倒くさい。
次のバスは2時に出発とのこと。
意外に本数少ないと驚きつつ、ほどよくクーラーのきいた待合室でしばしぼんやり。
写真左の大荷物を持った男性もこのあとぎゅうぎゅうの車内に乗り込みます。
バスの時刻表 (2017年12月現在) 。
このバスターミナルからイポー旧市街近くのターミナルまで行くバスは毎時1本だけのようです。
運賃は1,8リンギで、おつりはちゃんともらえます。
メダンキッドというのがそのバスターミナルの名前。
私たちの定宿は、メダンキッドから1,8㎞離れた場所にあります。
今回はAgodaで予約しておこうと思ったのですが、ずっと満室だったので、宿探ししながら歩くことに。
宿が新市街の方にある場合は、メダンキッドからバスかタクシーがおすすめ。イポーはマレーシアの中でもとりわけ暑いので、私たちのように炎天下を徒歩で向かうのはあまりおススメしません。
旧市街で何軒か尋ね歩いてみるも、安いところで88RM。一泊2500円を超えるのは大幅に予算オーバーです。
ダメ元で定宿を訪ねてみると、Agodaでは12月は連日満室だったのですが、この日の夕方5時にチェックアウトするお客がいるとのこと。その部屋を押さえてもらい、荷物を置いて部屋が空くまで近所をお散歩。
無事、宿を確保できて一安心です。
定宿の名前はHong Hin Hotel。中国系がオーナーの安宿です。
スタッフはミャンマー人やインドネシア人です。
一年前宿泊したときは物静かな感じのミャンマー人夫婦でしたが、今は陽気なインドネシア人の若いお母さん。受付の奥に子供たちがいました。学校がお休みですからね。
通常エアコン付きの部屋は一泊45RM、エアコン無しは38RM (2017年12月現在) です。いずれも金・土は5RMアップ。水シャワーのみ、ベッドメイキングは頼めば快くやってもらえますが、頼まない限りはそのままです。
今回、長期滞在を予定しているので、10日分ずつ前払いすることを条件に、平日週末関わらず35RM (約1000円) にディスカウントしてもらいました。
クリスマスは通常15RM割増だそうですが、それもかからないそう。
オーナーに交渉してくれたレセプションのお姉さんとオーナーに感謝。
まぁ、イポーはごはんがおいしくて過ごしやすいので、年が明けてホリデーシーズンが終わる頃 (1月3日) まで滞在することにします。