トルコのゴーストタウン、カヤキョイ (Kayaköy) で野宿したあと、フェティエ (Fethiye) まで9.5㎞のトレッキングをしました。
フェティエは、洗練された港町と旧市街が共存するトルコ南西部の観光地。
車で日帰りできる範囲に、トルコ屈指のリゾートであるオリュデニズ (Ölüdeniz) 、そのほか国立公園や峡谷あり、ハイキングコースありと、長期滞在なら楽しみ方は色々です。
今回は帰国日が決まっており、その日までにイスタンブールに到着する必要があったので、フェティエの街はほとんどスルーした形になりました。
旧市街も、人気のフィッシュマーケットも見ていません。
カヤキョイまで9㎞のサインです。9㎞歩いてきたんだなぁ。
ほとんど寝てない割には元気だ。バス停まではあと1㎞ほど。暑い・・・。
民家が近づいてきました。おや、あれは・・・・。
アミンタスの墓
フェティエの名所のひとつ、アミンタスの墓と呼ばれる岩窟墓です。
紀元前3~6世紀頃に作られたという、位の高い人々を祀る場所。
古代リキヤの主要都市のひとつでもあるフェティエには、数多くの遺跡が存在していたのですが、20世紀中頃の地震により、そのほとんどが崩壊。
この、山肌に彫られた岩窟墓だけが今もフェティエの町を見下ろしています。
急な坂道でカーブしているのでパノラマ撮影が難しい・・・
上ったところから撮った写真。
岩壁と繋がっているのが分かりますね。
左側から。
落書きがあります。ここまで登るのはそう難しくないようです。
岩窟墓の中から見た景色。
このような岩窟にお墓が彫られたのも 『伝説の鳥が、死者の魂を来世に運んでいけるように』 との人々の思いから。
この見晴らしの良い高台から旅発つのは気持ちが良さそうです。
坂に沿ってベンチが並んでいるので、どこで疲れても一息つけます。
陽が高くなってきました。
塀の上で日向ぼっこ中のおばあちゃま。柄物の服がよく似合います。
元気いっぱいの花。私はリュックを前後に持ち、ちょっとバテ気味。
時間はかかったものの、無事にバスターミナルに到着。世界遺産、パムッカレ&ヒエラポリスを目指します。